ハトモをつぎつぎに見つける視界100%のM,O君
 事前に岩手っちゅう県にはどんな山が有り、主に生えている木は何か等情報は取っていたものの、実際山に足を踏み入れてみるとビックリ!
ここの山は辺り一面が笹薮で、それをかき分けるとブナの倒木が至る所に有りました。(車から降りてすぐ)
 状況がわかっているM,O君はすぐさまポケットから新しい作業メガネを取り出し(クリアー)、つぎつぎと獲物をゲットしていました。(上の写真は彼が見つけたもの)
一方私はこんなにすごい笹薮は経験がなかった上、もちろん作業メガネも持っていないので、目が 五木ひろし状態。
そんな状況を見かね、M,O君はリョックのポケットから何年もしまい込んでいた古くさいメガネ(色はスモークでその上細かいキズがいっぱい付いている)を親切のつもりなのか私に手渡しました。 
 おっ これはいい! 目が開けていられる。 と言う喜びとその反面 こんどは目の前が濃霧警報状態。ほとんど視界が0でキノコなんて全く見えませんでした。

 この地方ではムキタケの事を ”ハトモ” と呼ぶそうです。さわった感触がハトの胸元のように柔らかいからとか・・・

 M,O君から借りたメガネのおかげで視力1.5の私の目は無事でしたが、収穫の方は惨敗でした。   しょうがない・・・
 道路から約5m笹薮をかきわけると、右の様に意外な組み合わせ。
私が毎年行っている山形の山では、ブナハリタケは9月中旬、ナメコは10月中旬からなので1本の木にいっしょに発生しているなんて信じられませんでした。 同じ東北地方なのに違うもんですなぁ〜。
その上
 道路すぐそばなのに誰も山の中に入った気配もなえいなんて・・・
 ”岩手県人はキノコ採りをしないのかー!!?”
そんな感じでした。
 私が行っている山形の山ではブナの木にナメコはほとんど出ません。ここは標高が高い事もあるでしょうがとにかくブナがいーっぱい。
そのブナの木にナメコやムキタケ、ブナハリタケと、た〜くさん出ていました。
ブナハリタケを下から撮った写真
 岩手県の全てかはしりませんが、この地方はブナハリタケを食べる習慣がないそうです。香りが強すぎるのかとれともナメコやムキタケが沢山採れるから別にクセのあるこのキノコを食べなくてもいいのかは、わかりませんが・・・
 まっ そんなこ事どうでもいい、
食べたくないから採らないのでしょうから、私がぜ〜んぶ採ってあげましょう!!
 岩手県に行くには車で4時間ほどかかるので、もちろん泊りがけで行きましたが、初日はあんな状態でキノコなんてほとんど見えませんでした。 そこでその日の帰り道ホームセンターに寄って買って来ました、クリアーな作業メガネを。
 そんでもって2日目はご覧の様におNEWなメガネで笹藪の中へ。
もちろん次からつぎへとキノコを見つけました!
昨日の恨みを果たすためにマバタキもしないでさわいだ気がします。
 やっぱり目の前が見えないと ”きのこのささやき” も聞こえないものですな〜。
新しいメガネでキノコがよーくみえる見える!
 2人で2日間の収穫です。初日はたくさん取れましたが2日目はいまいちでした。 でもマーマーの量でしょう!?
今回は初めての遠征のため(他県)、辺り一面のブナ林とその倒木に感動し、道路のすぐそばから出ているキノコに驚きました。同じ東北の山なのに生えている木々や地形、沢の数も全く違っていた事も。

 第1回目の遠征は、自分にとってとっても楽しく、そしとても勉強になった行事でした。キノコ採りだけでなく岩手に行くまでのスケジュールや準備、そしてM,O君の奥さんの料理をいただきながらのうまい酒 など等忘れる事の出来ないツアーでした。   

             ほんとうにありがとうございました!!      キノコ採り最高!



 でも、これで終わらないのが、ずーずーしい俺。
 第2回目を計画しております。                            乞うご期待!
つづいてすぐにムキタケを発見
山へ入ったとたん まずはキナメツムタケ
 ”きのこのささやき” を感じるため、いつも通っているホームグランドを離れて他県へ遠征してみようと試みました。
第1回目は2001年10月。 あの ”M,O君” が在住している岩手県。
"岩手県はとにかく山が沢山有り キノコもいっぱい採れるよ" と、 ”オオカミ少年 M,O” の言う言葉を信じてみようと思った訳です。

岩手県 の 巻

雨が少なかったのかヌルッとしたナメコではなかった
 
遠 征 編